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2014.02版でのPAW計算

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2014.02版でのPAW計算

Posted by 岩沢美佐子 at August 27. 2014

サンプルにあるbcc-Feの入力データで、ポテンシャルをPAWにし、

paw = onを付加して計算を行いましたが、2014.01版と2014.02版で

全エネルギー値が異なってしまいました。

何か情報がありましたら、ご教授ください。

Re: 2014.02版でのPAW計算

Posted by 山崎隆浩 at September 16. 2014

回答が遅れて申し訳ありません

2014.01版では、PCC(Partial Core Correction=部分内殻補正)が入っているPAWポテンシャルを使って計算する場合に不具合がありました(PCC補正項を二重に勘定) 。2014.02版ではこれを修正しました。このため、Feの全エネルギー値が異なるようになってしまいました。

ただ、原子の計算部分で一定数分のシフトが生じるだけですので、相対的な値(異なる格子定数でのエネルギー値、異なる結晶系間のエネルギー差)などは変化しません。

以前の結果を再現するには、コンパイル時に-DPCC_with_PAW_OLD をつけてPHASEバイナリをつくり計算すると以前の振る舞いとなります。

山崎

Re: 2014.02版でのPAW計算

Posted by 岩沢美佐子 at September 24. 2014

山崎様、

ご助言ありがとうございます。

教えていただいたフラグを付けて以前と同じになる事を確認しました。

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