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: バッチファイル転送 : ネットワーク機能 : SSHターミナル   目次


SFTPクライアント

PHASE-Viewerには, ファイル転送を行うための簡易SFTPクライアントが内蔵されています. そのスクリーンショットを図 4.6に図示します.

図 4.6: SFTPクライアントプログラムのスクリーンショット.
Image SFTPClient

SFTPクライアントの起動方法も, SSHターミナル同様複数あり, 起動方法により初期の状態が若干異なります.

  1. メニューの, ``Module'' $ \rightarrow $``sftp client''を選択する.
  2. 4.2節で説明した, ホスト設定画面で``sftp client''ボタンをクリックする.
  3. 4.5節で説明する, バッチファイル転送画面の``sftp''ボタンをクリックする.
また, 第5.1.6.2節などで説明する画面にも似た仕組みのGUIが配備されています.

図 4.6の説明をします. SFTPクライアントは, 大きく分けて三つの部品から成ります.

``local''パネル
画面左上に, ローカルホストのファイルをみる画面があります. ローカルディレクトリーの下にあるファイルがツリービューで表示されています. その上にあるリストからより上位のディレクトリーを選択することもできます.
``remote''パネル
画面左下に, 接続中のリモートホストのファイルをみる画面があります(接続していない場合なにも表示されません). 画面自体はローカルホストのそれと変わりません.
ディレクトリーブラウザービュー
画面の右側は,「ディレクトリーブラウザー」(第3章)が表示されています. ディレクトリーブラウザーのノードをダブルクリックすると(あるいはEnterキーを押下すると)対応するディレクトリーにローカル(可能な場合はリモートも)のディレクトリーが変わります.

SFTPクライアントからファイル操作を行う場合, まず対象とするファイルないしディレクトリーを選択状態にし, 右クリックします(あるいは, メニューから File $ \rightarrow $localないしremoteと選択します). 次の操作が行えるメニューが現れます(図 4.7).

図 4.7: ファイルを選択状態として右クリックした際に得られるメニュー.
Image SFTPClient_rightclick
upload(download)
当該ファイルをアップロード(ダウンロード)します.
rename
当該ファイルをリネームします.
create new dir
新規ディレクトリーを作成します.
create new file
新規ファイルを作成します.
property
当該ファイルのプロパティーを見るための画面, 図 4.8を起動します.
delete
当該ファイルを削除します.
editor
当該ファイルをエディターで開きます. この操作はEnterキーを押下(ないしダブルクリック)することによっても実現できます. ただし, Enterキー押下(ないしダブルクリック)の場合一部のファイルはエディターではなくより相応しいプログラムで起動します. たとえば画像ファイルの場合, 第11章で説明する画像ファイルビューアーを利用して開きます.
図 4.8: ファイルプロパティービューアー.
Image SFTPClient_fileprop

SFTPクライアントに配備されている, ``hosts''メニューと``Tools''メニューは, SSHクライアント(第4.3節)と同様です.



jkoga 平成22年4月27日