: 計算精度の指定
: PHASE入力ファイル作成ウィザード
: PHASE入力ファイル作成ウィザード
目次
座標の指定
まずはじめに得られるのが, 座標を指定する画面です. 図 5.1の``initial input file''リストから``wizard''を,
``wizard type''リストから``SCF''を選択し``next''ボタンをクリックすると図 5.2 (a)に表示している, 座標指定用GUIが起動します.
座標を自動的に作成することはできないので, 必ず指定していただく必要があります.
この画面の``select coords file''ボタンをクリックすると, 第 7章において解説している, 座標インポート画面が
得られます. ここから目的のファイルを選択し, 座標を取り込んでください. 図 5.2 (b)に図示しているように
座標が取り込まれた状態となります.
さらにいくつかの設定を行うことが可能です. 以下, 図 5.2 (b)の数字に合わせて説明します.
- ``metallic'', ``spin'', ``symmetry'' チェックボックス: それぞれ有効にすると, 金属系に適した設定, スピンを考慮した計算に適した設定, 対称性を考慮する計算に適した設定を施した入力を作成します.
- 座標表示域: ここでは座標を表示しています. ``boot viewer''ボタンから第 8章にて説明する原子配置ビューアーを起動することができるので, ビューアーを介して座標を編集することなどの操作を行うこともできます. 特にCIFから座標を取り込む場合, 副格子の原子を取り除く, あるいは基本格子に変換する, という操作が必要となる場合があります. この点については, 詳しくは第 8.10節をご参照ください.
- ボタン域: ここでこの後の操作を指定します. 座標のみを指定しあとはデフォルトでよいのならば``OK'', さらに詳細な設定を行うのならば``next''をクリックします.
jkoga
平成22年4月27日