: BeanShellスクリプトの利用方法
: ジョブ制御
: ジョブ監視
目次
スクリプトの利用
shないしBATスクリプトの場合, 特別な設定をすることなくご利用いただくことができます. 準備されているデフォルトの振る舞いを
変更したい場合, まず実行制御画面(図 5.33)の``manipulate script''タブをクリックしてください.
図 6.3が表示されます.
この画面は上下に二分割されています. 上半分には,「このまま``execute''ボタンをクリックした際に利用されるスクリプト」の一覧が表示されます.
スクリプトは, リストに表示された順序で実行されます.
リストの下部にあるボタン, 図 6.4より次の操作を行うことができます.
- 「スクリプト種」を選択します. ``bat(Windows)''ないし``sh(Unix系)''と``bsh(BeanShell)''のいずれかが選択可能です.
- BeanShellスクリプトの場合, スクリプトの入力を編集するためのGUIを起動します(第6.4節).
- 選択中のスクリプトファイルをテキストエディターで開きます.
- ファイル選択ダイアログを起動し, そこで選択されたスクリプトファイルを新たに登録します.
- 選択中のファイルをリストから削除します.
- 選択中のファイルの順序を一つ上げます.
- 選択中のファイルの順序を一つ下げます.
これらの操作によってスクリプトの振る舞いを望みのものにしてください.
スクリプト中では, いくつか特殊なキーワードを利用することができます. これらのキーワードは, 下記のように実行時に置き換えられます.
スクリプトを直接編集する場合必要に応じてご利用ください.
- __MPIRUN__
- ``mpirun''へのパス.
- __MPIEXEC__
- ``mpiexec''へのパス.
- __TARGETDIR__
- ジョブが実行されるディレクトリー.
- __CHASEDIR__
- PHASE-Viewerのインストールディレクトリー.
- __JAVA__
- javaへのパス.
- __BINDIR__
- 第4.2節で設定した``bin''ディレクトリー.
- __FS__
- ファイルセパレーター(Unix系の場合``/'', Windowsの場合``¥'').
- __NP__
- プロセス数.
- __JAVADIR__
- Javaのインストールディレクトリー.
- __PHASE__
- PHASEの実行ファイルへのパス.
- __NK__
- PHASE並列計算時の,
点分割数.
- __NE__
- PHASE並列計算時の, エネルギー分割数.
- __EKCAL__
- ekcalの実行ファイルへのパス.
- __EPSILON__
- uvsor-epsilonの実行ファイルへのパス.
図 6.3の下半分の画面からディスク上にあるスクリプトファイルを参照することができます. 起動時の状態では
.chaseディレクトリーの下の``scripts''以下にあるファイルをツリー表示する仕組みになっています. ここから目的のスクリプトを
選択し, 上矢印ボタンをクリックすると「利用スクリプトの一覧」に新たに登録することができます. また, 目的のスクリプトファイルを
選択した状態でダブルクリックをするかEnterキーを押下するとエディターによってそのスクリプトを編集することもできます.
jkoga
平成22年4月27日