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原子配置表示テーブル

原子配置の編集は, テーブル上に表示された原子の情報を編集することによって行うことも可能です. この方法で編集を行う場合, メニューから``edit'' $ \rightarrow $``edit atomic coordinates''と選択するか, 図 8.2\vbox{\kern3pt\textcircled{{\scriptsize 3}}}を選択してください. 図 8.27で示す, 原子配置表示テーブルが現れます.8.3
図 8.27: 原子配置表示テーブル.
Image ACV_atomedit_table

この画面の利用方法を説明します. テーブルの各カラムは, 次のような量に対応します.

no.
原子を識別するためのIDです. PHASEなどで直接利用されることはありませんが, たとえば第8.7.1節で説明したラベル表示などでこの数字が利用されます.
element
この原子の原子種です. リストから選択して変更することができます.
rx
この原子の$ x$座標です. 単位はÅです.
ry
この原子の$ y$座標です. 単位はÅです.
rz
この原子の$ z$座標です. 単位はÅです.
ここで挙げた以外の属性を変更するには, カラム上で右クリックをして, 結果現れるメニューから編集したい目的の項目を選択してください. 図 8.24と同等の編集項目をお選びいただくことができます. また, テーブルの下に位置するボタン列には次のような機能が割り当てられています.
select
左隣のテキストフィールドに入力されたIDに従い, 原子の行を選択します.
edit selected atom
テーブル上で選択中の原子に対して図 8.24を起動します.
add new atom
やはり図 8.24を起動しますが, この場合は新規原子が足されます.
remove selected atom
テーブル上で選択中の原子を削除します.

図 8.27の``unit cell''タブをクリックするとユニットセル編集用GUI, 図 8.28を得ます.

図 8.28: ユニットセル編集パネル.
Image ACV_atomedit_uc
このGUIは下記のように利用します.
\vbox{\kern3pt\textcircled{{\scriptsize 1}}}cellテーブル
このテーブル上にセルベクトルの値が表示されます. セルベクトルを変更する場合, この値を編集してください.
\vbox{\kern3pt\textcircled{{\scriptsize 2}}}enlarge cell領域
ここで, ``セル拡大表示''を行うことができます. 結晶からスーパーセルを作成する場合などに利用します. 次のような操作を行うと「セル拡大表示」を行うことができます. 「拡大表示」の例として, 図 8.29に, 図 8.1のSiH系の$ b$軸を2倍とした様子を図示します.
図 8.29: ユニットセル拡大表示の例.
Image ACV_enlarge


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jkoga 平成22年4月27日