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: SSHターミナル : ネットワーク機能 : 概要   目次


設定

本節では, ネットワーク機能をご利用いただくために必要な設定を説明します. なお, すでにPHASE-Viewerバージョン2をお使いで, この設定を行っている場合でもあらためて設定し直す必要がある点はご了承ください.

まず, ``Module''メニューから``configure host info''を選択してください(図 4.1). 図 4.2が得られるはずです. この画面は, 以下の領域に分かれています.

図 4.1: Module $ \rightarrow $ configure host info メニュー.
l0.5
Image hostconfig0
ホスト表示
左上のリストに, 登録されているホストの一覧が現れます.4.2
``create connection to host''
リストで選択されているホストに, SSHターミナルないしSFTPを介して接続します. ``ssh terminal''ボタンをクリックすれば第4.3節で説明するSSHターミナルが, ``sftp client''をクリックすれば第4.4節で説明するSFTPクライアントが起動します.
設定編集
画面下部にある, タブで区切られた領域で上記リストで選択しているホストの設定を行います.

制御したいリモートホストの設定を行うには, 下記の操作を行ってください.

  1. ``add new host''ボタンをクリックし, 現れるダイアログにホストを識別する文字列を入力する.4.3
  2. ``address''領域にホストのアドレスを入力する.
  3. ``user name''にユーザー名を入力する.
  4. パスワードなしで制御したい場合, ``password''領域のチェックボックスを有効にし, パスワードを入力する(暗号化を施してディスクに保存します).
  5. ここで登録したホストをデフォルトホストとする場合, ホスト表示リストの対応するdefaultチェックボックスを有効にする.

図 4.2: ホスト情報設定画面1.
Image hostconfig1
図 4.3: ホスト情報設定画面2.
Image hostconfig2

さらに, ``dir''タブを選択してください. 図 4.3が得られます. ここでは下記の設定が必要となります.

  1. ``base directory'' 領域で, このホストのベースとなるディレクトリーを入力する. このディレクトリーの下に計算で利用する ファイルなどが転送され, また実際の計算の実行が行われます. この指定は必須です.
  2. ``bin directory''にPHASEなどの実行ファイルのあるディレクトリーを入力します. この指定は必須です.
  3. ``MPI directory''にMPIのディレクトリーを入力します. 指定は, たとえば/foo/bar/bin/mpirun等となっている場合, /foo/barとしてください.
  4. ``java directory''にホストのJava Virtual Machineのインストールパスを入力します. 第6章にて説明する, BeanShellスクリプトによるジョブ制御を行い, かつjavaにパスが通っていない場合指定する必要があります.



jkoga 平成22年4月27日