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: ``basic settings''ビュー : 入力ファイル編集 : 入力ファイル編集   目次


``general''ビュー

この画面は, ``input''ボタンをクリックするとまず得られる画面, 図 5.7です. また, 他の編集を行っている際には``general''タブをクリックすることによって表示することができます. この画面上からは次の操作を行うことができます.

上記の操作の詳細を説明します.

入力ファイルテンプレートをコピーするためには, ``input file''領域にある``template''ボタンをクリックしてください. すると ファイル選択ダイアログが起動しますので, 望みの入力ファイルを指定すれば現在のサブプロジェクトにある入力ファイルに上書きされます. 入力ファイルのファイル名の編集は, この領域のテキストフィールドではなく, 次に説明する``file_names.data''ファイルの編集操作で行ってください.

file_names.dataファイルはPHASEが入出力ファイルを指定するためのファイルです. このファイルをGUI上から編集したい場合, ``edit file names'' 領域にある, ``edit file names''ボタンをクリックしてください. 図 5.9の, ``file_names.data編集用GUI''が起動します. このGUIに示されている識別子の下のテキストフィールドに対応するファイル名を入力してください. ただし, 通常デフォルトのファイル名で特に問題は 生じません. また, エディターを利用して直接編集する場合は``edit file names using editor''ボタンをクリックすればfile_names.dataファイル を引数に登録されているテキストエディターが起動します.

図 5.9: file_names.dataファイルを編集するためのGUI.
Image fnamesdataeditor

擬ポテンシャルファイルは, PHASEの仕様ではfile_names.dataに指定するようになっていますが, PHASE-Viewerは独立に設定するようにしています. 擬ポテンシャル関連の操作は, 図 5.7の``pseudopotential file(s)''領域で行います. ここでは, 元素情報の設定も 行うことができるようになっています. まずは, 入力ファイルの記述に従い元素の情報が``element info''テーブルに表示されます. このテーブルの各カラムは次のような意味を持っています.

no.
識別用の番号を表示します.
element
元素名を表示します. 変更すると, ``atomic number''と``mass''にも反映されます.
atomic number
原子番号を表示します. 変更すると, ``element''と``mass''にも反映されます.
mass
元素の質量を表示します.
zeta
スピン分極の初期値を入力します. スピン分極を考慮する計算を行う場合指定する必要があります.
deviation
初期電荷をガウス関数の和で与えるときの, 各ガウス関数の偏差を指定します. 通常は指定する必要はないでしょう.
さらにこの元素情報を元に, 擬ポテンシャルの候補を``specify pseudo potential file(s)''領域に表示します. 基本的には, 「GGAの擬ポテンシャルの内最も最近作成したもの」を優先して表示するようにしています.5.1 異なる擬ポテンシャルを指定したい場合はリストから候補を選んでください. リストに現れる候補では 不充分な場合, ``choose''ボタンをクリックするとファイル選択ダイアログを起動することができるので, そちらから適切な擬ポテンシャルファイルを 選択してくください.



jkoga 平成22年4月27日