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: データセットのインポート/エクスポート : グラフの作成 : 複数軸を持つグラフの作成   目次


複数グラフを並べて描画

軸を複数用意するのではなく, 複数のプロットを一つの図に描画することも可能です. この操作は, 図 10.3\vbox{\kern3pt\textcircled{{\scriptsize 5}}}の``manipulate plot''領域を利用して 行います. 下記の操作を行ってください.
  1. ``create plot''ボタンをクリックする. 隣のテキストフィールドに名前を入力すれば識別用にその名前が利用されます. 空白にした場合重ならない名前が自動的に付けられます.
  2. リストから新たに作成したプロットを選択し, データを登録する.
  3. ``edit configuration''をクリックして「複数プロットの設定」を行う. 設定用の画面を図 10.5に図示します.
    図 10.5: 複数プロット設定用画面.
    Image graph_multipleplot_config
    この画面からは次のような設定を行うことができます.
    gap
    プロット間の``距離''を指定します. デフォルト値は10です.
    weight
    プロットの重みを指定します. この指定を大きくすればするほど対応するプロットは大きく, ほかのプロットは小さく描画されるようになります. 規定値は1です(全てのプロットを同じ大きさとする).
    axis
    共有する軸を指定します. ``share domain axis''で$ x$軸を, ``share range axis''で$ y$軸を共有することになります. 必然的に前者の場合縦に, 後者の場合横にプロットが並ぶことになります.
  4. ``plot''ボタンをクリックする.

例として, 図 10.6に複数プロットの例を図示します. ここでは, 全状態密度と層分割状態密度を$ x$軸を共有して 描いています. この図は, サンプルのLDOS/BaO-Siにある, BaO-Si界面の局所状態密度を計算するサンプルから作成したものです.

図 10.6: 複数プロットの例.
Image graph_multipleplot_examp



jkoga 平成22年4月27日