ここでは"ekcal"プログラムによる計算を行うことができます。ekcal は、PHASEによる計算で得られた、収束した自己無撞着場を利用して任意のk点での固有値、固有エネルギーを計 算することができるプログラムです。したがって、ekcalをご利用になる前にPHASEであらかじめ自己無撞着場を計算しておく必要があります。 ekcalには、たとえば下記のような用途があります。

バンド計算: 対称線上のk点の情報を提供することにより、バ ンド構造の計算を行うことができます。対称線上のk点作成は、それを支援するPerl スクリプトも付属しています。

状態密度計算: 一旦 PHASEの計算をMonkhorst-Pack法によるk点サンプリングで行った後、状態密度の計算はekcalを利用してtetrahedron法によるk点サンプリングで行うことができま す。